コトノハノオト

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空地

 


近所の空地で、種を拾う。

拾われたのは、私だ。




胡桃の中身は観測不可能だが、

胡桃の外には胡桃がある。

きっと、みんな胡桃で出来ている。





30年前の昆虫の私は、まわりに胡桃しかなく、


 



 
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  1. 2008/12/07(日) 16:22:10|
  2. コトノハノオト

街路糖

 


 街路糖

 
 
真っ白い光

おさとう光



透明な脳漿ふりまいて



白い光黒い光

菌糸取り付くいとまなし
 
 
 
 
赤いしたたるもの


歌えない歌
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2008/09/15(月) 02:06:16|
  2. コトノハノオト

菌曜日の葉緑素

 
 
 
 菌曜日の葉緑素 
 
 

交換と贈与の連立方程式


ミトコンドリアな私は30%の反射率で侵入路を確保

碧眼碧鱗の魚の友人に入り込む


 
沈思黙考の細胞体

審神者(サニワ)のウィルスは金の斧銀の斧
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2008/01/15(火) 01:49:09|
  2. コトノハノオト

砂幽霊

 
 
 
 砂幽霊
 
 
 
硫酸酵母揺れて 鋳鉄の雨


臨界湿度の釉薬光ると

かさ開くよポリエステルのきのこ



ケフラン還元して カンブリアきのこ


虹彩気泡と絹雲絡めて

菌糸と蚕糸と混沌きのこ
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2007/12/22(土) 11:25:38|
  2. コトノハノオト

混沌塩基

 
 
 
 
 混沌塩基

 
 
月が地球に食べられていることは新月の暗い空を見ずとも皆気付いているものと思うが、見えない蜃気楼というものが太陽に向かった時の自分の影と等しく背後に確実に存在することを意識することはほぼ不可能である。

   

 銀の眼球
 瑪瑙の心臓
 塩基の血液ノ有効性

    

230℃のフライパン
絹パスタに砂ウール絡めて瑠璃と亜鉛と白い茸黒い茸

安易に変異する幼虫の命令書持ち氷の砂丘で天幕監査
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/11(月) 00:19:22|
  2. コトノハノオト

記憶にない夢

 
 
 
不透明に混色された夢
  

色分解しても夢
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/10(日) 08:55:22|
  2. コトノハノオト

だるまさんはどこ

 
 
 
夕暮れに布団でうとうとしていると、外の公園からちいさな女の子たちのかわいい歓声が聞こえた。

私は団地の10階に住んでいるので、声はけっこう遠くに聞こえるのだが、たまに大きな声で「はじめのいーっぽ」と言っているようだ。

けらけら笑ったりしていて、とても楽しそう。


ふと気がつく。
「だるまさんがころんだ」という声がひとつも聞こえてこない。


いったいどんな遊び(?)をしているのだろう、気になると意識がはっきりしてくる。

完全に目覚め、立ち上がって窓辺に行き公園を見下ろすと、そこにはもう誰もいなかった。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/10(日) 08:46:54|

菌術

 
 
 
きのこ狩りにゆくことにする。


 
森の中へは菌糸を織込んだ焦茶のマントを纏い、菌の鳥打帽を被ってゆかねばならない。

極力、菌を偽装しないことには、茸に出会うことも儘ならぬ。

  
 
 
 
 菌と菌と菌
 薄暮たゆとう目のないツグミ

 

 

呪文というものは、場や相手によって効能があったりなかったりすることはあたりまえにあり、環境が整っているのにも関わらず発効しないことも当然ある。忘れた頃に発効、などということさえある。

 
もちろん、掛ける術師の能力、見識により確立は変わってくるのだが、ともかく効くのは稀であることは間違いない。

 
そういったことが、呪文と胞子が似ていると認識される所以であるが、呪術遣いが『きのこ』という存在とつかずはなれずの生活を送っている理由は、当人たちは決して口にはしないものの、そのことにあるであろうことは容易に想像がつくものである。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/09(土) 10:27:55|
  2. 錬菌術師の工房

菌の鳥と境界の事情

 
 
 
芥子を練っていると、当然のように都鳥がやってくる。

 

彼らは挨拶もそこそこに、その細いくちばしで、見てきたこと、見てこなかったことをせわしなくおしゃべってくれる。

 

本当は納豆を所望しているのだが、私の工房では納豆を・・・する時には、菌を極力拡散させぬための呪結界を張ることにしているので、彼らは菌の気配を読み取ることが出来ず、仕方なしに芥子に反応してやって来るのである。

  

彼らは、どうやら豆糸で何かを作っているらしいのだが(はっきりとは教えてくれない)彼らの工房のある広い入りくんだ花崗岩の海岸で起こる出来事を聞くのは、結構楽しい。たまに嘘っぽい話も混じっているところなども、面白さを引き立てているように思える。
まあ、人界と人外境の境界では、いろいろと興味深いことが起こるものではあるが。

 

そういうわけで、我が工房では都鳥に配慮し、御田(関東煮)や熱い犬を食する時には芥子を出さぬようにしているのである。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/09(土) 10:24:22|
  2. 錬菌術師の工房

天空の住人と飛行茸の解読出来ない関係性について

 
 
 
思惟茸を天日に晒しておくと、時折、物珍しがった天女が降りてくる。


彼女たちが天空を舞うことができるのは、美しく透きとおった羽衣のお陰であることは言うまでもないが、実は衣の素材それ自体に浮遊作用はない。

衣の振りかけてある『飛行茸』の胞子のはたらきである。

  

飛行茸 

 
標高5万リイグ以上の高地にのみ自生し、石にとりつく茸。
この胞子にモノを浮かせる力がある。

栽培に成功した者がいないどころか、採取すら困難な茸である。
 
そして、人一人の重さを浮かせるだけの大量の胞子を集めることは、その寿命という制約もあり、地上を歩行する我々にはほぼ不可能と言える。

雲間をも自在に舞う天空の住人のみが、それを行なうことができるということだ。

 

しかし、彼女たちが空を住処とするようになる以前は、どのようにして飛行茸の胞子を集めたのであろうか。

これはもう1000年過去の出来事であり、よく判っていない。

 
多分、一人の天才が、美しく、堅牢で、極めて独創的な技を持ってしてなし得た事であろう。

 
歴史は稀有の天才によって劇的に変化する。

 

そういうわけで(?)きのこがとっても好きな天空の住人が思惟茸を見に来るのは不思議ではないのだが、実は彼女たちの目当てはもう一つある。
 
我が工房のそこそこに転がっている、石くれである。

 
黒雲母、石英、琥珀、メノウ、玻璃、黄玉から、特に価値のないと思われる火成岩の類まで、非常に丁寧に、興味深く眺めてゆく。

 

実は彼女たち天空の住人は、『石』を持つことが出来ない。
(正確には、持って飛ぶことが出来ない)

 
飛行茸の浮力は、石(金属)にはまったく作用しないのである。

 

そういうわけで(?)彼女たちは石を見るのがとっても好きな者が多いようだが(いや、それは地上の女性達も同じか?)、それでも小1時間程で丁寧に礼をいい、透き通った空へと去ってゆく。

 

天空の住人は石を持つことが出来ない故か、武器らしきものを一切持たない。
争いごとを好まず、常に柔和で礼儀正しい。

 
オゾン層にのみ生息する光合成ウィルスに寄生され、それらから栄養分を受け取っているので、陽の光と水さえあれば生きてゆける。

 
そうして日がな一日、天空をふわふわと浮いている。


 
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石を見せてから2,3日もすると、工房の扉の外にお礼の品がふわりと置いてあることがある。 


透き通った薄い袋に、紫色の朝霧とか、虹の鱗粉とかが入っていたりするのだが、それらは彼女たちの存在と等しく、美しいだけでこれといってなんの役にも立たないという、此の上なく魅力的なものたちなのであった。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/09(土) 10:21:08|
  2. 錬菌術師の工房

寝る前に

 
 
 
化石とともに石と化す
 
 
小雨降る前に影を送る
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 04:10:02|
  2. コトノハノオト

真空茸

 
 
 
見えない胞子は鉄ミントと風鈴揺れる


空気の雨降るとかさひらくよポリエステルのきのこ
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 04:00:47|
  2. コトノハノオト

夕暮れの睡眠

 
 
 
夕方、目醒めると、目の前にタオルがくしゃっと置いてありました。

そこにはなだらかな山があり、谷があり

くねくねとまがった細い道があり

柔らかな草原があり

羊飼いが羊を追っていました。


そのうちの一匹は、今日食べられることになっています。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 03:36:56|
  2. 風景

いつも少しずれてしまう

 
 
 
すっかり眼が冴えてしまったので、昨日は夜更かし。
聞こえてくる音がやわらかいなと思ったら、雪が降っていた。

まっしろー。
寒い寒い。


真夜中3時、空がやけに赤い・・・
何? 大地震? インベムが攻めてくる?


金色の口紅を塗られてしまった
(という夢を見た)
上唇の上側エッジが上手く塗れてないんですけど、
って、微笑んでいる美しい人に言おうとしたけれど、
てんで言葉にならない。

きっと私の告白をやわらかく拒否しているんでしょう、あなたは。
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 03:29:12|
  2. ヒビ

 
 
 
夕暮れに影を踏む
  

あたたかい言葉はいつも、指をすり抜ける
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 02:37:33|
  2. ヒビ

妄想フロンティア

 
 
 
 妄想フロンティア


芙蓉散る冬の朝砂礫梳いて礎くコンロ
  
アルカロイド晒す寒天と三毛犬ロース食べる
  
妄想フロンティア黒い放蕩息子と天幕航路
  
食物塩基と瑠璃の窯遣い永久凍土を往く

 
 
 
 
 
 
  1. 2006/12/06(水) 02:35:43|
  2. コトノハノオト
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